やってみよう! マット運動 ~前回り~

7月も中旬。

暑さも本格的になってきた今日この頃、室内でも体を動かす活動がしたい…!

ということで、今回はマット運動に取り組みました。

本日のテーマは「前回り」です。

 

それでは、前回りのステップを見ていきましょう。

 

①マットの前に、足をそろえて立つ。

何事も、取り組み始めが重要です。

まずは構えをつくるところから、しっかりと。

 

 

②足を肩幅ほどに広げる。

先生のお手本を見て、同じように足を広げます。

 

③お尻をつけずにしゃがむ。

この体勢が難しいお子さんは、正面から両手を支え、体勢を保持することから練習します。

この時、かかとがしっかり床についているか(つま先立ちになっていないか)もチェックしています。

さらに、両手は指をしっかり広げてマットにつけることも、モデルを見せて教えます。

 

④マットに頭をつけ、首を丸めて回る。

できるだけ後頭部をマットにつけるよう、介助しています。

この時、お尻を下げてしまったり、マットに膝をついてしまう場合は、お尻を持ち上げる介助をします。

 

⑤起き上がってポーズ!

回ったあと、上体を起こせずに寝転がってしまう場合は、首の後ろあたりに手をそえて、起き上がる介助をします。

繰り返し練習し、回ったらすぐに起き上がる、という行動パターンを教えていきます。

上記、5つのステップで取り組みました。

 

運動課題を教えるときは、

動作を細分化し、どの動作をどのように教えれば できるようになるのか、を考えます。

例えば、

【しゃがむ姿勢が難しい場合】

両手を支えて、しゃがむ姿勢をキープ → 安定してきたら、片手をはなす → 安定したら両手をはなして10秒キープ

というように、徐々に介助を減らして、1人でしゃがむ姿勢を保持できるようにしていきます。

 

【③の体勢からお尻を上げることが難しい場合】

お尻を上げようとすると、マットに膝をついてしまうことがあります。

その場合は、足を広げた状態でしゃがみ、足より内側で両手をマットにつけるようにすると、膝がつきにくくなります。

 

お子さんによって、適した方法や介助が異なりますので、お子さんの様子を観察しながら、試行錯誤を重ねます。

はじめのうちは、介助してよいので、テンポよく成功を重ねることが大切です。

テンポよく何度も成功を重ねることで、体でやり方を覚えていきます。

お子さんがやり方を覚えてきたら、少しずつ、大人の介助を減らしていきましょう。

 

1つ1つの動作を、お子さん自身が考えながら行うことで、脳が活性化し、体の機能分化も促進されます。

これからも様々な運動課題に挑戦し、体のコントロール力を高めていきましょう!

 

 

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